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Data Logger

データロガーってそもそも何?マシンの解析からドラテク向上まで役立つアイテム

データロガーってそもそも何?マシンの解析からドラテク向上まで役立つアイテム

歴史上初と言われる自動車レースがフランスで行われたのが1906年。現在のF1選手権のスタイルになったのが1947年。そして、初のテレメトリーシステムが誕生したのが1960年代。現在もF1の舞台で活躍するホンダのマシンには、その年代には既にピットへマシンの状況を伝えるためのシステムが導入されていました。そして2019年現在、データロガーは価格・システム共にようやく一般ユーザーの皆様に選んで頂けるようなアイテムとして、販売出来るまでになって参りました。

私たちAiM sportline.Japanは、世界中のレーシングカーに搭載されているAiM社のデータロガーの日本総代理店です。そこで連載第1回目は、データロガーとは何か?ついて書いていきたいと思います。

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データロガーで出来る事とは?

マシンが走行するためには、様々な装置が働くことで初めて“走行”する状態になります。その様々な装置の動作を一つ一つ記録=ロギングする機械が、データロガーです。

例えば…エンジン一つとってもても、

  • 回転数
  • エンジンオイルの温度
  • 水温
  • 燃料の圧力
  • 混合気を作り出すインジェクション
  • 排ガスの温度
  • Etc…

のように、データの種類にはキリがありません。ただし、そのどれ一つが欠けても、エンジンは最大の性能を発揮できません。

具体的な例をあげましょう。レーシングカートのエンジンは、ドライバーがキャブレターを走行中に調整することで、最適な混合気を作り出すことが出来ます。ただし最適な混合気を作り出すためには、ドライバーの経験値が必要になります。何が“良い調子”のか、何をしたら”良い調子”に向かうのか?その判断と調整は経験値から成し得る技で、「今日初めて乗ります」と言うドライバーには難しい判断です。

また、もう少し身近な例として、乗用車のサスペンション・ショックアブソーバーに着目しましょう。調整式ショックアブソーバーでは、様々な項目でサスペンションの動きを変化させることが可能です。

  • ばねの硬さ
  • ショックオイルの粘度
  • リバウンドストローク
  • プリロード
  • Etc…

こういった様々な装置が働き、マシンは”走って”います。その働きを目に見える形に記録するもの、それがデータロガーです。

ドラテク向上を手伝うアイテムにも

回りくどい説明になりましたが、要するに膨大なマシンの情報を記録し、その情報を分析し、マシンを最適な状態にするための情報源になるのがデータロガーです。元々はF1マシンの開発の為に発明されたものですが、近年ではドライビングスキル向上のためのアイテムとして認知されつつもあります。そしてドライビングスキル向上のためのヒントのひとつに、GPSの搭載があります。

GPSに紐づくデータとは?

カーナビシステムにはじまり、多くの身近な機械に搭載されているGPSですが、なぜデータロガーにGPSが利用され始めたのでしょうか?

GPSデータを伴わないロガーデータでは、時間と距離(エンジン回転数とタイヤの外径から、おおよその距離は算出できます)から、車速やエンジンの回転数を描くグラフを書き出し、おおよそコースこの辺りでマシンはこんな状態だろう、と推測しマシンのセットアップを検討していました。マシンのセットアップに限定するなら、このデータでも十分だと思われます。しかし、データロガーを自身のドライビングスキル向上のためのアイテムとするなら、

  • サーキット上のどこでどんなことが起きているのか?
  • そもそも自分の走行ラインは、”速い人”に比べてどうなのだろう?

と疑問に思うはずです。実際に読者の方でも、そのようなことを考えた経験がある人がいるのではないでしょうか?

それに対してGPSを搭載したロガーを活用することで、下記のようなことが可能になります。

  • コースマップ上にマシンの様々な情報を落とし込める。
  • 走行ラインの比較ができる。

ブレーキングポイントやステアリング操作のイメージ作りを行うにあたって、このコースマップ上に落とし込まれたデータは、“速く”なるためのヒントになるはずです。

次回は、データロガーを活用するとどんないいことがあるの?という部分に迫りたいと思います。

データロガーを使うとどんないいことがあるの?解決されうる3つの疑問 – IGNITE

連載第1回目は、データロガーについてと簡単にその歴史に迫りました。第2回となる今回は、データロガーを実際に使ってみるとどんないいことがあるのか?について触れていきたいと思います。

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AiM sportline.Japan

データロガーメーカーのAiM(エーアイエム)の日本総輸入元です。AiM創業当時から、レーシングカートをはじめとしたモータスポーツテクノロジーとノウハウを目で見える形に残そう!と、長年取り組んでまいりました。データロガーとして入門アイテムから、ハイエンド・ハイレベルなアイテムまで、幅広く対応するAiM製品の魅力とさらに踏み込んだ使い方をご紹介していきます。

カテゴリー: Data Logger

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